現実逃避

なりたい自分と求められる自分の狭間

この時間のある今、見てほしい作品

お題「#おうち時間

 

私立文系大学外国文化専攻の学生らしいおうち時間を送っている。

起きてから寝るまでの時間のほとんど全てを外国の文化に関する情報の収集に充てている。

 

 

これは上手く言い換えただけで、実際にはNetflixYoutubeの往復を繰り返している。

大学に入学してから時間に余裕がなく、娯楽も視野を広く持って楽しむことができなかったため、時間をぜいたくに使って映画やドラマを見ることができるのは有意義なことだと捉えている。

 

主に外国のものになるが、これまでに見て面白い、あるいは勉強になると感じた作品やYoutubeチャンネルを紹介したいと思う。

 

働く女子流ワタシ探し(原題:“下一站是幸福“)

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https://www.netflix.com/title/81137134?s=a&trkid=13747225&t=cp

私が大好きな韓国のアイドルグループf(x)のリーダーであるビクトリアは近年、中国で活動を展開している。彼女の主演作がこのドラマだ。

忙しさを理由にしばらく見ずにいたが、外出自粛のおかげで全41話の長編ドラマも飽きずに見ることができた。

もともとは中国でも活躍するビクトリアを目当てで見始めたものの、ビクトリアが演じる主人公の贺繁星が恋に落ちる元宋役の宋威龙の魅力にあてられてしまった。

目鼻立ちのくっきりした正統派の顔立ちながら、目元が三白眼ぎみなところに抜け感があり、現代らしい印象を受ける。写真でももちろん美しいが、映像の方がずっとかっこいいので、まずは5話まで見てほしい。

 

このドラマは上海が舞台になっているため景色を楽しむこともでき、かつ中国ドラマによくある吹替ではないため、中国語の耳慣らしにもおすすめできる。

1月下旬以降は就職活動のために中国語の勉強から離れていて、3年間かけて学んだ中国語の知識を忘れつつあったので非常に役に立ったうえ、勉強に対するモチベーションを取り戻すことができた。

 

Skins

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https://www.netflix.com/title/70140438?s=a&trkid=13747225&t=cp

 

このドラマは英語を勉強している人に薦めたい。私は英検準1級のリスニング対策の8割をこれでしのいだ。

英検準1級はリスニングパートにブリティッシュアクセントで話されているものがあるのだが、これまで留学経験のない私のインプットはアメリカンアクセントに偏っていた。

そのため、TOEICでもなかなか単語を拾いきれず苦労していたのだが、アメリカンアクセントの英語を聞き取れるようになったのと同じ方法で解決するしかないと思い立ち、癖の強くないアクセントのドラマを探していた。

このドラマに登場する人物は皆最近の若者らしい話し方で、極端なRPやコックニーで話す人がいないため、良い耳慣らしになった。

 

ストーリーは英国ブリストルを舞台に高校生に関連した社会問題とそれに伴う情動を描いたものだ。

2007年製作のため登場人物の見た目が皆少し古く見えるが、ストーリーは現在でも十分に見ごたえがある。

 各シーズン約10話で、シーズン7まであるのでボリュームは申し分ない。キャストが2シーズン毎に交代するので全て見ずとも後ろ髪を引かれる思いをすることはない。

実のところ私もシーズン4まで見終わった頃に試験当日が来てしまった。

 

채널 NCT daily

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正直に言うとファンが苦手でこれまでNCTのことは敬遠してきたが、メンバーは皆才能があって意識も高く人をひきつける。

そんな彼らのテレビ番組やその他の配信よりも肩の力が抜けた姿を目にすることができる。(普段から忙しいはずなのに仕事ではない時間にもこのような映像を撮っている彼らのプロ意識には敬服するしかない。)

ドラマや映画のセリフはある程度聞き取れても、ネイティブスピーカーが発する単語を上手く拾えないことが最近の悩みだったのだが、このチャンネルの"Johnny's Communication Center"というシリーズを見てリスニング能力を鍛えている。

シカゴ生まれシカゴ育ちのJohnnyがひたすら英語で話すシーンが多く、世界中のファンが字幕を付けてくれているため、聞き取れなかったときはすぐに確認できるところも便利だ。

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タイのレストランでタイの制服を着てティータイムを楽しむメンバーたち。彼らは同じ高校の生徒とという設定で寸劇を繰り広げている。ネイティブスピーカーのジャニとマーク、アメリカに住んでいたジェヒョン、インターナショナルスクールに通っていたテンに囲まれるドヨンがかわいくて不憫でならない。

 

MissDarcei

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登録者70万人の美容系Youtuberだ。

彼女はただの美容系Youtuerではなく、"Black girl tries"というシリーズでさまざまなメイクに挑戦している。

本人はけっこうふざけているようなテンションでメイクをしているが、メイクが上手で毎回の印象が変わるので見ながら感嘆している。

個人的にはアフリカ系女性のウィッグを日常的に被る文化がうらやましい。家では楽な地毛で過ごし、その日のファッションやメイクに合わせて様々なウィッグを被る姿が髪色も長さも自由自在で楽しそうだと感じる。

彼女のチャンネルの中で好きな動画をいくつか貼っておく

youtu.be

これは韓国のオルチャンメイクに挑戦したもの。

youtu.be

そしてイガリメイクにも挑戦している。

 

私が面白いと思うものが誰かにとっても面白いことを願っている。

 

そろそろ遊びばかりではなく、卒業論文にも手を付けなければならないと思い始めている。せっかく時間がたくさんあるのだから、そろそろ休むフェーズを脱して英語の勉強や趣味の中国語と韓国語の勉強も再開したい。

 

パーソナルカラー診断を受けてから約1か月の間に買った化粧品

バレンタインデーにパーソナルカラーが「ブルべ冬」という診断を受けてから早くも2か月が経過した。

ずっとイエベ春だと思って化粧をしていたためかなりの衝撃だったが、時間が過ぎるにつれてだんだんと受け入れることができてきたように思う。

 

診断を受けてから約1か月の間に、プチプラコスメの中からいくつかブルべ冬向けといえそうなものをいくつか買った。

ブルべ冬向けの化粧品の情報は少なく、自分に似合いそうな色を探すにも少し苦労したので、自分と同じタイプの誰かの助けになるかもと感想を書いておく。

セザンヌ シングルカラーアイシャドウ 05 ピュアラベンダー
セザンヌ シングルカラーアイシャドウ 05 ピュアラベンダー 1.0g

これは買って正解だった。ラベンダーカラーでくすみもなく、ブルーとピンクのラメが分かりやすくチラチラと輝く。塗るたびに気分が上がる。

しかし一色ではパンチが足りないし、塗りすぎると綺麗なラメがゴチャゴチャとしてあまり綺麗に見えないように感じる。単体使いより締め色を一緒に使うべきだと思う。

 

セザンヌ ナチュラルチークN 16 カシスローズ

セザンヌ ナチュラルチークN 16 カシスローズ 4.0g

これまで黄みの強い色のチークばかり塗っていたため、青みの強い色を頬に塗るのは勇気がいった。

かなり発色がいいので塗りすぎると顔の中で頬の主張が強くなりすぎるので気を付けている。

色自体は見た目の紫というより青みのあるピンクのように発色するので、予想より違和感がなくて気に入っている。

 

セザンヌ ラスティングリップカラーN  302 ローズ系

セザンヌ ラスティングリップカラーN 302 ローズ系 3.9g

せっかくブルべだと分かったのなら秋冬に使えるブドウ色リップが欲しいと思って買った。

いわゆる「ブドウ色」は実際にドラッグストアで見てみると、青みが強すぎて似合う気がしなかったので302を買った。

最初は塗っても少し浮いているように感じたが、塗り続けていると目が慣れたのか違和感がなくなった。

 

これまで買ったうちのほとんどがセザンヌだが、この傾向は今に始まったことではない。セザンヌには全幅の信頼をおいている。

 

メイベリン アイステュディオ スリムペンシルアイライナー 04 ネイビー

メイベリン アイステュディオ スリム ペンシル アイライナー 04 ネイビー ウォータープルーフ

もっといいネイビーのアイライナーはあるはず。診断を受けた帰りに寄ったアインズ&トルペにはこれしかなかった。

診断を受けた際に黒のマスカラとアイライナーを使うと必要以上に目が強調されて、仕上がりが好きになれないと相談をした。

目が強調されすぎることを黒が似合わないせいだと思っていて、それゆえに私は自分がイエベだと思い込んでいたが、カラーリストのおばさまいわくそれは「目の印象が強いから」だそう。

あまり納得はいかなかったが、代替案としてネイビーを使うことを提案されたのでこれを買った。

白目に透明感が出て、奥行きが生まれる感じがするので仕上がりは好きだが、崩れやすいのであまり使っていない。

 

今後もいい商品があれば記事にしようと思う。

 

悲しいから泣くのか、前頭葉の働きが衰えたのか

今週のお題「卒業」

 

私は私立文系の大学生だが、塾講師をしている。塾といっても個別指導塾だ。

高校を卒業してから講師として働き始め、そろそろ3年が経つ。私の1年上の先輩達がこの春から社会人になる。

塾の仕組み上、講師同士が協同して仕事にあたることが多く、その中で仕事の仕方を覚えていくため、1年上の先輩は一緒に働くことも多かった。

3年間も一緒に働いてきた先輩が大学を卒業して、アルバイト先からいなくなってしまうというのは思っていたよりずっと辛く、のまれてしまいそうな寂しさを堪えている。

 

講師として初めての授業をした日に、講師室でどこにいればいいのかも分からなかった私に声をかけてくれた先輩が、

人見知りで人と仲良くなることも苦手な私に話しかけてくれて、他の講師との交流を広げてくれた先輩が、

初めてご飯に誘ってくれて、いつも優しく、私のどんな失敗も笑って受け入れて解決策を示してくれる先輩が、

自分のことを好きになれないあまりにやさぐれたことを言う私に「私と似ているね」と声をかけて肯定してくれた、仕事をてきぱきとこなす先輩が、

気の利いた答えも言えず、反応も悪い私のセンスを「好き」と言ってたくさん話しかけてくれた先輩が、

 

出勤すれば必ず誰かと冗談を言い合っていたのに、そんな日常が過去のものになってしまう。楽しい日々が遠くに行ってしまうようで悲しくてたまらない。

 

先輩達のうち、全員が遠く離れてしまうわけではない。会おうと思えばいつでも会えるはずだ。

でももう、生徒についてあれこれ話したり、一緒に授業以外の仕事をすることがなくなるのかと思うと今が名残惜しく感じて涙があふれ出てくる。

こんなに先輩達にかわいがってもらえたことも、敬語を使いながらもまるで上下関係がないかのようにふざけ合えるのも初めてだから別れがこうも辛いのだろう。

 

最近は就職活動のせいか、余計に自己肯定感がなくなっていていて憂鬱だ。

憂鬱さのせいで前頭葉の機能も衰えたのかなんだか涙もろくなった。

この涙は悲しいせいなのか、認知が歪んだせいなのか分からないが、悲しみを抜けた先に笑顔で内定を報告する自分がいることを願っている。

イエベ春だと思っていたのに

2月14日、バレンタインデー。

私は高校2年生を最後にバレンタインデーからは引退した。チョコレートを配るのは性に合っていなかった。あげたいような人もなし。

 

なんとなくカップルが多くて騒がしい、繋がれた手に阻まれて前に進めない日に、私はアルバイト先の同期とパーソナル診断を受けに行ってきた。

予約したサロンは日本橋にあった。事前にもらったメールでは化粧をせずに来ることを勧めていたが、さすがに肌荒れの跡が目立つ顔では歩けないと思い、化粧をして行った。

 

サロンに着いてまずアンケートに回答した。好きな色調のシーズンやよく着る服の色、苦手だと感じる色などを答えた。

ここで答えた好きなシーズンが自分のパーソナルカラーの予想だと思われたことが気になったが、世の中そんなものだと思って気にしないことにした。

 

まず同期が診断を受けた。彼女は「きっとイエベ秋って言われる…。」と言っていたが私にはブルべ夏に見えていた。実際にもブルべ夏だった。

彼女に黄みがかった色のドレープがあてられる度に顔がくすんで見え、青みがかった色のドレープがあてられる度に晴れるのをみるのはとても興味深かった。

 

次は私だった。白いケープと三角頭巾をつけて、眉を隠し、化粧を落とした。

ファンデーションより肌が白いと言われたが、普段化粧をしていてファンデーションの方が明るいと思っていたので意外だった。

 

初めに緑のドレープをあてた。ドレープは春夏秋冬の順に重なっていた。私は自分のパーソナルカラーがイエベ春だと思っていたので、レタスのような緑をあてがわれても何の違和感もなかった。

しかし、診断をしてくれたおばさまは「色が強すぎて顔が負けている」と言う。できるだけニュートラルな視点で見ようとしたが、何せ一枚目の色だったから分からない。他の季節の緑もあまりしっくりこなかった。

 

専門家が言うのだから間違いないと自分の頓珍漢な色彩感覚に無視を決め込んで、他のドレープをあててもらう。

「赤色がお似合いよ」と言われながらもどの赤にも顔が負けているのではないかと思っていたが、ついに自分にも色の違いを理解できる時が来た。

 

ピンクと水色のドレープをあてられた時だった。

春のコーラルピンクは好きだがおばさまはノーコメント、夏の青みがかったピンクと冬のショッキングピンクが似合うので私はブルべだという。ショッキングピンクは顔が負けている気がしてならなかったが、夏のピンクは肌荒れの赤みに近い色をしているのを確認した。

そしてブルべの中でも夏と冬のどちらなのかを見るために水色をあてた時、夏の水色は顔が一気に薄く見え、おばさまが「夏の水色は顔がぼやけるわね」とコメントした。そして冬の鮮やかな青に切り替わった瞬間、顔のぼやけがなくなり、顔立ちが明瞭になった。

これを見ておばさまは私のパーソナルカラーはブルべ冬だと言った。セカンドは夏らしい。

 私は混乱していた。肌が間違いなく普通の人と比べても黄みがかっていて、イエベだと確信していたのにファースト冬でセカンド夏だなんてブルべど真ん中だとは思いもしなかった。

 

一緒に受けた同期は私と違って稼いだお金をきちんと使うことのできる人なのでデパコスを帰りに買っていくと言う。私は化粧品にお金をかける勇気が出ない人間なので便乗することにした。

BAさんにタッチアップしてもらったときにも明らかにイエベっぽい色のリップを勧められたのでイエベに見えるのだろう。これも手伝っていまだに自分のパーソナルカラーを確信できていない。

確かにイエベなら似合うはずのキャメルが安っぽく見えたり、ゴールドではなくピンクゴールドのピアスを選んだり、ブラウンのアイシャドウを買う際にピンクブラウンを買ったりなど、黄みの強すぎる色が苦手なことは無意識に理解していたようだ。

 

診断を受けてしばらくしてから戸惑いを妹に打ち明けると、「使える色の幅が広いってことでしょ、気にしなければいい。」と言い放たれた。

確かにこれまでイエベ春向きの色をたくさん使ってきたが、実際に似合うのはブルべ冬と夏の色だ。つまり、以前から似合わない色があると自覚しているイエベ秋の色以外は使える可能性が高いということだ。

 

それに、パーソナルカラーについて調べてみると、パーソナルカラーが生きるのはもっと年を重ねて肌がくすんできたような時だという。

若いうちはあまり気にせず使いたい色を身に付けようと思う。また、これまで似合わないだろうと思って敬遠してきたボルドーバーガンディーのような深い色にも挑戦してみようと思ういいきっかけになった。

得意な色と苦手な色を知るのも悪くないし、ぜひ機会があれば受けるべきだと思う。

おしゃれとK-POPらしさのスウィートスポット

K-POPは時代の変遷によって楽曲の傾向がかなり変わる。約10年前はK-POP特有のちょっとダサいけどクセになる曲調が主流だったが、近年はどの事務所もお金をかけて欧米のトレンドにのったおしゃれな曲を売り出している。

8年以上市場を見守ってきた私の考えとしては、ただおしゃれなだけの曲はK-POPである必要はない。おしゃれなだけの曲はそれこそ欧米のDJに任せておけばいい。K-POPK-POPらしさがあるからこそ価値がある。

今回はおしゃれでいて、かつK-POPらしさも兼ね備えた曲を紹介しようと思う。

 

f(x) - 4walls

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先日メンバーの内3人が事務所を退社したf(x)。事務所は頑なに彼女たちに活動させなかったが、それは間違いだったと断言できる。

彼女たちにとって最後の活動曲になったこの曲はディープハウスとK-POPを語るうえで外すことのできない名曲だからだ。

"Love is 4 walls" というK-POPによくあるフックとディープハウス的なベースが心地よい。

なにより驚きなのが2015年に発売された曲だということだ。私にとってこの曲はこの4年間で発売されたどの曲よりも洗練されていて、全く色褪せていない。今後も存在感を保って残っていく名曲に違いない。

振り付けも曲のスタイリッシュな雰囲気に合っていて魅力を倍増させているので一度見てほしい。

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WINNER - REALLY REALLY

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韓国でも大流行した曲だ。グループの顔的存在だったナム・テヒョン(彼は一度見たら忘れられない特徴的な顔立ちをしているので本当に「グループの顔」だった)の脱退後に初めて出した曲で、再起を図るために入念に準備したそうだ。

歌詞にも注目したい。

「どこにいる?家?

忙しくなかったら出てきてよ

君の家の前にいるんだ

言いたいことがあってさ」

という言える人が限られそうなセリフから始まり(下手したらストーカーである。メンバーの中でもジヌ以外は許されないかもしれない。)

サビで「君が好き」と告白する流れがよく練られている。なるほどヒットしないはずがない。

歌詞に負けず多幸感のあふれるサウンドも何度聞いても飽きない。発表以降毎日のように聞き続けている一曲だ。


Key - Forever Yours

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SHINeeのKeyが入隊前に発表したソロ曲だ。万能鍵のあだ名で知られるKeyの均整の取れた能力が余すところなく発揮されている。

元Sistarのソユがフィーチャリングしていて、女性ボーカルが加わることで全体的に軽やかでさわやかな雰囲気をまとっている。

この曲をKeyがパフォーマンスするのを単独公演であるKEYLANDで実際に見たのだが、ソユのパートはKey本人がファルセットで対応していた。会場からは笑いが起きていたがおそらく本人は本気だった。また異なる魅力があるので除隊後に見せてくれることを今から待ち望んでいる。


BLACKPINK - FOREVER YOUNG

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なぜ活動曲にならなかったのか不思議な一曲。私がSpotify上で一番多く再生しているのはこの曲だ。

BLACKPINKはこの時の活動曲である「DDU-DU DDU-DU」から大きくコンセプトが変化した。それまではBLACKPINK独自のしなやかで少女的な路線だったのが、一気に2NE1を彷彿とさせる強い女性像を強調するコンセプトになった。

個人的にはかっこいい彼女たちより等身大の少女のような彼女たちの方が好みなので、この曲を推したい。「Kill This Love」活動時の「Don't Know What To Do」も同様に少女的で素晴らしい。

終盤にかけてダンスブレークのような盛り上がりを見せるところもK-POPらしくて好きな点だ。

 

KARD - Oh Na Na

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正直この曲はおしゃれに寄りすぎていると思う時があるが、欧米の曲に似たようなものがあるかと聞かれればないので、K-POP独自なのだと思う。

KARAで有名なDSPメディアがかなり力を入れている(と思われる)KARD。DSPメディアといえばKARA、KARAというとアイドルの王道を行くイメージだ。後輩のAprilもその路線を踏襲している印象があったため、彼らのような練習生がいたとは知らなかった。

特筆すべきはソミンだろう。彼女は一度Aprilとしてデビューしたものの脱退し、練習生に戻って再度KARDとしてデビューした。

この曲は彼らがデビュー前に発表した3曲のうち、一番初めに出されたものだ。こんなにも洗練された曲を歌い、踊りこなす練習生がいたのかと衝撃を受けた。

デビュー曲ではないため彼らはこの曲で活動していない。それがあまりに惜しいほどの完成度だ。話題性のためかKARAのヨンジがフィーチャリングしているが、そんなことをしなくても十分に話題になれただろう。

この曲が好きな人は彼らの他の曲も聞いてほしい。気に入ること請け合いだ。

f(x)を生で見た

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5人の頃のf(x)。左からビクトリア、ルナ、クリスタル、ソルリ、アンバー。
私はf(x)というグループが大好きだ。
このグループはK-POP界隈でよく見る「この子は実力はあるけど見た目はちょっと…」というメンバーがいないうえ、全員のそれぞれ方向性の違う特徴がf(x)というコンセプトの下では調和する奇跡のグループだ。

全員が一人でも十分に活動できる見た目と実力を持っているために近年はグループでの活動はほとんどなかった。
そんな状態で10周年を迎える今年、東京で行われるSMTOWNでビクトリア以外の3人が集まってパフォーマンスをすると決まった。
この知らせを聞いて私に行かないという選択肢はなかった。

私はまだ憧れの彼女達を直接見たことはなく、2回もその機会を逃していたからだ。
2015年に日本で単独公演をした際、当時高校2年生だった私はチケットを買っていたが模試の日程と重なり、模試を優先して妹の友人に譲ってしまった。
アンコール公演も受験勉強を優先して応募すらしなかった。また日本で公演をしてくれるだろうとばかり思っていたからだ。

しかし、それ以降f(x)はカムバックすることもなく、完全体での活動も減り、今年の春には日本の有料ファンクラブMeUも解散してしまった。
受験勉強は他の時間にもできたはずなのにコンサートに行かなかったことをずっと後悔していた。
近いうちに解散してしまうかもしれないという予感のある中、今回の機会だけは逃せなかった。

サークルの合宿最終日の夜にコンサートがあったため忙しかったが、セットリストも確認して、掛け声を覚えて参戦した。会場全体が愉快な曲にのって陽気な雰囲気になった直後、その雰囲気を壊さない、それでいてがらりと空気を変えるイントロが耳に入ってきた。
私が彼女たちのファンになってから初めて発表された曲である「Electric shock」だった。いつもイヤホンを通して聞いていた旋律が東京ドームのスピーカーに乗って流れた。脳内の回路が一度断ち切られ再構成されたかのような衝撃だった。本当にアンバーは、ルナは、クリスタルは実在して同じ空間で歌い踊っていた。

今回最も楽しみにしていたのは「4walls」だった。この曲は最後の活動曲であり、活動当時はメンバーが脱退してもグループが1位を獲れることを示そうとファンが奔走した曲でもあった。事務所も当時は新しいf(x)像を作ろうと、かなり力を入れていたように記憶している。
それだけあって時代の先を行くコンセプト、衣装、曲、どれをとっても今年発売された曲に全く見劣りしない最高の作品だ。
この不朽の名曲を彼女たちがパフォーマンスする姿を実際に見ることが長年の願いだった。実際に見てみると曲と振り付けと衣装が歯車のように噛み合い、どのグループよりも強いオーラを放っていた。オーラが生み出す恍惚に溺れるような感覚さえあった。

この感覚に陥っていたのは私だけではなかったようで、ファンたちが上げる悲鳴と歓声も他のグループと比べて質の違うものだったように感じる。皆彼女たちがパフォーマンスするのを心から願っていて、その切な願いが混じっているのが感じられた。

パフォーマンスが終わった後、クリスタルは泣いていたという。彼女たちの活動をもっと見ていたい、新曲を出してほしいのは間違いないが、それ以上に彼女たちが幸せになれることを願っている。

英検準一級に一発合格した

二次試験の手応えに反して、合格していた。



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合計スコア:2435

Reading:615
Listening:628
Writing:671
Speaking:521

全体的な反省は以下の通り

良かった点

  • 単語をギリギリまで回していた
  • ライティングが書きやすいテーマだった

悪かった点

  • 語彙が少ないことを自覚していたのに積極的に取り組んでいなかった
  • 本番の順番を想定していなかった(リスニングを集中力が切れた状態で受ける羽目になった)
  • 求められるライティングの内容、構成分析が不十分だった
  • 二次試験対策を始めるのが遅かった(受験票が届いてからだった)
  • 話すことに慣れていない

結果が合格とはいえ、今回の受験はかなり準備不足だった。過去問を4回分くらいしか解いていなかったし、リスニングは1回しか対策していなかった。

次に分野別の反省

Reading

語彙

使用した単語帳は旺文社の英検準一級出る順パス単

【音声アプリ対応】英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

【音声アプリ対応】英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

1850語を4月10日頃から一次試験日の6月2日まで1日40語ずつ暗記するつもりだったが、途中で飽きて辞めてしまった。
試験日が近づくにつれてさすがに危機感もつのって再開したが、出る順Aまでしかやっていなかった上、熟語は手を出さずじまいで本番に臨んだ。
やはりその準備不足が結果にも現れ、リーディングの失点は全て語彙だった。全く予想もつかない単語はなかったものの、似たつづりの単語と間違えて3問ほど間違えた。

穴埋め

前後を見て文脈に合うものを選べばまず間違えなかった。正答以外ではない選択肢がとんちんかんな物である場合が多かった。

読解

レベル的にはセンター以上MARCH以下なので、ただ読んでいた。たまに迷ったが、選択肢と本文を照らし合わせれば結論は出せた。

Listening

そのものの難易度はTOEICより簡単だが、受ける順番がリーディングの後だったため、集中できない上、聞き取れなかった時に頭を切り替えることが難しかった。単語は拾えているのに頭の中で意味に繋がらない不思議な体験をした。
アナウンスのようにしっかり発音された文章は内容把握できるが、イギリスアクセントだと精度が落ちる。
大問1は比較的簡単だったが、2問間違えた。
大問2は選択肢を先読みできず、間違えたことが多かった。また、聞いているうちに初めの内容を忘れてしまって適当にマークしていた。
大問3は一番苦手で、10秒で問題まで読めないことがほとんどだった。そのせいで「次に何をするべきが?」と問われても選択肢を絞りこめず、間違えた問題が多かった。

Writing

語数を少し減らさなければならない量の文章を書けた。それまでの練習ではトピックを2つしか使えないことが多かったが、本番では3つ使えた。また、書きながら平易な構文や熟語を意図して組み込むことができた。
その一方で大学受験の時に身に付けた
序論:「私は〜と考える。理由は2つある。」
本論:「初めに〜、次に〜」
結論:「それゆえ〜と考える」
という何の面白味もない文章になってしまった。模範解答に書いてあるような面白い文章には程遠かった。

Speaking

高校2年生のときに受験した2級の時から苦手だったが、相変わらずストーリーテリングが下手だった。明らかに3コマ目だけ情報量が多いのに、他のコマと同じ程度の文量で4コマ目に移ってしまった。
質問に対する答えは比較的言いたいことを多く言えたが、考えが浅く根拠に欠けた、幼稚な答えが多かった。私の前に受けていた中学生と思しき少年の方が説得力のある返答をしていたのではないかと疑うレベルだった。
また、最初に挨拶するタイミングを逃してしまったり、最後に"Have a good day!"と言われてろくに返事ができなかったのは確実にアティチュードに響いている。

今後やるべきこと

  • 語彙を増やす
  • 自然な会話を聞き取れるように普段からドラマやポッドキャストなどを聞く
  • 自分の考えを英語でアウトプットする機会を増やす

ちなみに、今回対策で使った赤本の過去問題集は収録されている回数に対して値段も安く、コスパがいいのでぜひおすすめしたい。

英検準1級過去問集 (英検赤本シリーズ)

英検準1級過去問集 (英検赤本シリーズ)